清水区に新オープン!いま注目のこだわりカフェ
駿河湾に面した静岡県清水区は港町として有名ですが、「日本平」や「薩埵峠」など、富士山を望むロケーションもあり、まさに山あり!海あり!の地域です。
今回はそんな清水区に最近オープンした、非日常感たっぷりのおしゃれなカフェを2軒ご紹介します。
癒しの空間でおいしい食事をじっくりと味わえば、暑さも日々の疲れも飛んで行くはず!
1軒目にご紹介するのは、静岡が誇る“桜えびのまち”由比から。
「NONAME OUTDOOR & KITCHEN(ノーネーム アウトドア&キッチン)」は、国道1号線(上り)沿いにあり、ドライブ休憩にもぴったりな場所です。
国道1号線(上り)は交通量が多いので、目にしたことがあるという人もいるのではないでしょうか?
建物はウッディな外壁が目を引く、モダンなデザイン。駐車スペースがすぐ横にあるのも嬉しいポイントです。
お店がオープンしたのは、2022年6月。
もともとバイクのカスタムショップを営んでいたオーナーが、高校の同級生3人に声をかけ、「NONAME OUTDOOR & KITCHEN」をオープンさせました。
この日、出迎えてくれたのは、知的で優しいメガネ姿の櫻井さん(左)と健康的で爽やかな北村さん(右)。
「ここはアウトドアグッズの購入もカフェも、オールマイティに楽しめる、静岡の中でも珍しいお店です。アウトドア好きもそうでない方も、気軽に立ち寄ってもらえれば嬉しいです」と櫻井さん。
その言葉どおり、ふらっと気軽に立ち寄れて、また足を運びたくなるステキなお店です。
さっそく店内を見ていきましょう!
お店の構成は、入ってすぐがカフェスペース、奥がアウトドア用品を主軸にした物販スペースになっています。
ここに並ぶアイテムは、オーナーが「自分で名前を付けたくなるほど愛着が湧くもの」かどうかを基準に、スタッフみんなで話し合いながら決めているのだとか。
たとえばキッチン用品は「国産」にこだわり、使うほどに愛着が湧く鉄のフライパンや純銅のカトラリーなどをセレクト。
これらは実際にカフェでも使われているので、細かい部分までぜひ観察してみてください!
ちなみに、「NONAME OUTDOOR & KITCHEN」は、アメリカ生まれのアウトドアブランド「CHUMS(チャムス)」の正規取扱店でもあります。
ここなら、人気の定番アイテムはもちろん、オンラインショップですぐに売り切れてしまうような新作アイテムにも出会えるかも……!
豊富なラインナップが揃うのも、チャムスファンには大きな楽しみです。
こちらのかわいらしいモンキー*、実は奥が深い逸品なんです。
こちらのバイクは、チャムス好きのオーナーがシートやタンクを改造して、世界で1台のチャムス仕様に仕上げました。物販スペース中央に展示されていますので、バイク好き・チャムス好きの方は、ぜひ探してみてください。
* モンキー:本田技研工業製の小型・軽量のオートバイ
そして、静岡県民が「これこれ!」とうなずきたくなる、「由比缶詰所」のおいしすぎるツナ缶「ホワイトシップ印」(385円 税込)も陳列。その極上の味わいは、一度食べたらもう他のツナには戻れない、やみつきのおいしさです。
パスタ、トースト、アヒージョなど、カフェメニューでも使われているので、ぜひチェックしてみてください。
さあ、続いては、カフェエリア「ノナメキッチン」*をチェック!
こちらは、カッコよさを前面に押し出したクールなテイストで統一されています。テーブル席の他に、一人でも時間を忘れてくつろげるカウンター席もあります。
*「ノーネーム アウトドア&キッチン」:施設の総称
「ノナメキッチン」:カフェエリアの名称
豊富なメニューの中でも人気No.1は、「さくらえびとシラスの石焼丼」(1,078円 税込)。
希少な高級食材・由比産の桜えびと由比産しらすを、ダブルで使用するという贅沢な一品!
石焼のジュージューと焼ける音とともに、桜えびの香ばしい香りが鼻を突き抜けます。ドキドキしながら口に運ぶと、舌の上で桜えびとしらすの旨味が爆発!パリパリのおコゲがまたおいしくて、いつまでも味わっていたい幸せな逸品です。
そして肉好きが「キターーー!」と叫びたくなるメニューがこちら。「鉄スキレット チキンステーキ 300g」(1,485円 税込)。
国産チキンは300gもあるので、食べごたえ十分。鉄スキレットの効果で皮がパリッと香ばしくなり、食欲がグッとそそられます。
カフェで使用する食材は国産にこだわり、脇役にも手を抜きません。
由比に畑を借りて、スタッフみんなで野菜やハーブを育てているのだとか。
「本当においしいものを食べてもらいたい!」そんな熱量の高さに驚かされます。
さて、「ノナメキッチン」には食材の新鮮さをダイレクトに味わえるドリンクがあります。
フレッシュなミントをたっぷり入れた、ノンアルコールのモヒートです!
暑い日に喉を爽やかに潤せる、ごくごく飲めるおいしい1杯です。静岡県産のお茶を独自ブレンドした抹茶のアイスラテも夏におすすめ。お茶の旨味とコクをしっかり楽しめます。
また、冷たいドリンクを注文すると、缶シーリングボトル*で提供されるのも魅力。おしゃれでついつい写真を撮りたくなります。
* 缶シーリングボトル:プラスチック製の缶の見た目をしたボトル
写真、左から順に「自家製ミントのノンアルモヒート」(495円 税込)、「果肉入りいちごソーダ」(495円 税込)、「冷凍みかんサイダー」(495円 税込)、「抹茶ラテ」(550円 税込)
2軒目にご紹介するのは、車が行き交う北街道(静岡県道67号 静岡清水線)沿いから奥に入った、閑静な住宅街に佇む「古民家 pause cafe(ポーズカフェ)」。
建物は築約40年の一軒家。店主の栗田さんが自宅1F部分を改装して、2020年5月、カフェとしてオープンさせました。
まずは呼び鈴を押し、引き戸を開けて中へ入ります。
……すると、目に飛びこんできたのは、ドライフラワーが散りばめられたオレンジ色の別世界!突如現れた非日常空間に、早くも胸が躍ります。
「いらっしゃい!」笑顔で迎えてくれたのは、店主の栗田さん。
ちなみに、店内に飾られたドライフラワーやリースは、すべて栗田さんとカフェスタッフさんの手作り。空間全体に、さり気ないセンスの良さが光ります。
栗田さん自らDIYしたこだわりの店内は、ノスタルジックな雰囲気がただよう癒やしの空間。日常から少し離れて、リフレッシュするのにぴったりです。
インテリアの数々は、栗田さんが国内外から集めたもの。たとえば、オリジナルのテーブルは、アンティークの足踏みミシンに天板をつけて仕上げられています。
どの席に座ろうかと悩むのも楽しいです。
カフェの営業時間は通常、9時30分~16時30分ですが、金曜のみ「夜カフェ」として21時までゆっくり楽しめます。
ランチの人気No.1は、「スパイスカレーあいがけランチセット」(1,750円 税込)。こちらは、まろやかなココナッツミルクが入ったチキンのスパイスカレーとビーフカレー、ふたつのカレーをあいがけにしたもの。
スパイスや野菜がたっぷり入った、健康的なメニューです。
研究を欠かさない栗田さんは、試行錯誤を繰り返し、開業から2年たった今もカレーの改良を続けているとのこと。これからも進化し続ける「古民家pause cafe」のカレーから目が離せません。
女性に人気のドリンクは、エスプレッソ、牛乳、いちごみるくが3層構造になった「いちごみるくコーヒー」(600円 税込)。
混ぜると味が変化する、フォトジェニックな1杯です。
夏に食べたい、かき氷も期間限定で楽しめます。毎年人気の「キャラメルマキアートのかき氷」(600円 税込)は、ランチの後にもオススメです。
ほろ苦いエスプレッソコーヒーとキャラメルミルクのシロップ、バニラアイスをのせた大人のかき氷です。
ちょっぴり特別な日なら、贅沢な限定モーニング「ベルサイユ」(1,600円 税込)はいかがでしょうか?
こちらは、「女性に喜んでもらいたい」という栗田さんの想いが込もった、バラづくしのメニュー。
ローズのドリンク、フレンチトースト(ローズシロップがけ)、フルーツティー(ローズのかおり)がセットになっていて、食べる前から目で楽しめる華やかさです。
前日までに予約をすれば、9時30分~11時までのほかに、14時以降も楽しめるとのこと。特別な時間を過ごしたい際にはぜひオーダーしてみてください。
パラソルのあるテラス席はペットの利用もOK。
無料で遊べるドッグランスペースもあり、お庭は愛犬家たちでにぎわいます。
今回ご紹介した2軒は、見つけたらきっとうれしくなる、とっておきの癒しの空間。ゆったり肩の力を抜いて過ごせば、リフレッシュして、また明日から頑張れそうな気がします。
慌ただしい日常の中でほっと一息つきたくなったら、清水区のこだわりカフェで、癒しのひとときを楽しんでみてください。
(施設情報)
「NONAME OUTDOOR & KITCHEN(ノーネーム アウトドア&キッチン)」
〒421-3103 静岡県静岡市清水区由比67-19
TEL:050-3692-6719
定休日:基本無休(不定休はInstagramにて告知)
公式サイト(カフェ):https://www.nonameoutdoorkitchen.com/
Instagram(施設):https://www.instagram.com/noname.outdoor.kitchen/?hl=ja
「古民家 pause cafe(ポーズカフェ)」
〒424-0067 静岡県静岡市清水区鳥坂478
TEL:090-1479-8376
定休日:水曜日、日曜日