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働く若者紹介

もっとも充実して仕事や生活ができる場所を求めて、静岡にIターン就職

 

〇佐伯拓也さん

東京都府中市出身。静岡県富士市在住。山梨の大学を卒業後、2018年に東海電子株式会社に入社。医療システム機器事業部に所属し、県立静岡がんセンター研究所内で新技術の研究・開発に携わっている。

 

〇東海電子株式会社

1979年創業。本社は静岡県富士市。全国9カ所に拠点があり、業務用アルコール検知器及び高感度呼気分析機器の開発、製造、販売、サポートを行っている。アルコール検知システムの業界シェアは国内トップクラス。「社会と人に貢献できる製品づくり」をモットーとし、健康・医療分野にも事業を展開している。

 

 

大学時代の一人暮らしをきっかけに地方移住を決意。

生まれ育った東京の実家を離れ、山梨県で大学生活を送る中で「東京以外で暮らす人生」を考えるようになったという佐伯さん。

 

 

就職活動を始めると、近年は学生優位の売り手市場といわれているが、大手有名企業の競争倍率は依然として高く、その一方で、地方企業の人材不足は深刻であることがわかった。
「地方企業の方が自分をより必要としてくれるのでは」という思いが強くなり、Iターン就職の道を選ぶことに決めた。

 

 

Iターン先として選んだのは、縁もゆかりもない静岡県。

「まったく知らない土地で暮らすことに不安はありましたが、サッカーが好きなので、サッカー王国の静岡なら、今後の人生におもしろいことが起きるかもしれないと思って(笑)。最初は直感。それからまじめに静岡暮らしを考えてみました。すると、アクセスの良さ、温暖な気候、満員電車や高い家賃に困ることがないなど、検討すればするほど、“静岡”という選択は自分にとってベストだと思いました」。

 

 

命を守る、ものづくり企業に大きなやりがいを感じて入社。

静岡の企業に就職することに決めた佐伯さんは、どんな企業があるのか知るために、都内で開催されていた『静岡Uターン・Iターン合同企業説明会』に参加。そこで、心惹かれたのが東海電子株式会社だった。

 

 

「飲酒運転による悲惨な事故のニュースを見るたびにやりきれない思いをしていたので、“飲酒運転ゼロへ!”という目標を掲げ、自社開発したアルコール検知器を全国に製造販売している東海電子に素直に共感を覚えました。飲酒事故を未然に防ぐことは、命を守ることであり、何の非もない方々が被害者になるのを防ぐこと。社会貢献をしている企業は多いけれど、当社は命や多くの人の人生に直に貢献できることから、他の企業では味わえないやりがいがあると思いました」。さらに、地元を離れる分、自分がどんな仕事をするのか、家族や友人に自信を持って伝えられる企業に入りたいという思いも後押しした。

 

大学時代に機械工学科で流体解析を学んでいた佐伯さんは、入社研修後、医療分野の開発部門に抜擢された。現在は県立静岡がんセンター内の研究所で、がん病臭の機械判定装置の研究開発に携わっている。

 

「呼気を検知する当社のシステムを医療に活かすことができたら、世の中のたくさんの人の健康に貢献できます。それを実際に形にするための機構設計が今の主な仕事です。検証実験、文献調査、研究にも参加させてもらっています」。
充実した日々を送っているが、毎日学ぶことが多く、自分の知識を深めることだけでいっぱいいっぱい…。そんなとき、安心をくれるのが職場の上司や先輩の存在だという。
「まかせてくれるけど、いつも必ず見守ってくれていて、声をかけてくれる。そのおかげで、一人プレッシャーに押し潰されることなく、安心して、前を向いて仕事に励むことができています」。
親身なコミュニケーションで人を大事に育てる気風は、地方企業の魅力のひとつだ。

 

 

 

日々を重ねる中で、静岡が新しいふるさとになっていく。

入社2年目の佐伯さん。今はスキルアップに励む時期で、休日も資格取得の勉強などに費やすことが多いけれど、少しずつ静岡を満喫する時間も作りたいと思っている。
「静岡には海、山、温泉、海の幸など、楽しい要素がたくさんあります。浜松餃子も食べてみたいし、いつか草サッカーチームにも入りたいと思っています。住み始めて意外だったのは、ちょっとした移動にも車を使う、車社会だったこと。でも今は、緑豊かな風景を眺めながら運転する通勤時間が、思考を整理するよい時間になっています。こんなふうに日々の生活の中で新しい発見をして、それが習慣になって、この先も経験や思い出を重ねていく中で、いつしかここが自分のふるさとになっていくのだろうな、と感じています」。

 

 

Iターン就職で理想のライフスタイルを叶える。

住みたいまちがあり、働きたい企業があり、そこで人生を過ごす。
そんな理想的なライフスタイルを、佐伯さんは静岡へIターン就職することで手に入れた。
最近はリモートワークなど、場所にこだわらない新しい働き方も現れ、地方で仕事をする人が増えている。地方移住や、佐伯さんと同じようにIターンを考えている人も少なくないだろう。

 

 

「住んだことのない土地に自ら飛び込むことなので、Iターンを考えている人はそもそもポジティブな人だと思います。まずは、気になる場所をどんどん深掘りしてみて、“もっとも充実した人生を過ごせる”と自分が思える場所を見つけたら、あとは行動するのみです」。