熱血若手広報が伝える建設業と静岡の魅力
【初めに】
「建設業」と聞くと皆さんはどんなイメージを抱かれるでしょうか。
キツそう?厳しそう?
そんなマイナスなイメージをガラリと変えてくれる、素敵な建設業界の企業さんが静岡県袋井市にありました。
【大森さんについて】
今回取材させていただいたのは、ビップ株式会社の人事広報部を務める、大森詩音(おおもりしおん)さん。
大森さんは、静岡県浜松市で生まれ育ち、浜松工業高校の建築科に入学。卒業間近、周りの約8割が就職する中、もう少し勉強したい(加えて遊びたい気持ちや、まだ働きたくない…)という気持ちから進学を選択。福島県の大学に入学しました。
一度県外に出るも、昔から地元を盛り上げたいという思いがあったという大森さん。
大学のゼミでは、地域の方とのコミュニティを題材にした活動に取り組んだことでその思いが加速し、大学卒業後は静岡県内の企業に就職されたと言います。
これまで経験した会社は3社中どれも建設業。他社で人事広報のお仕事をしていたところ、ビップの松本社長に出会い、入社されました。
【ビップについて】
▲事務所で雑談をするスタッフの皆さん
他社を知る大森さんが、ビップに入って感じたことは、「とにかく人が暖かい」ということでした。ビップの社員は、誰にでも分け隔てなく優しく接してくださる方ばかり。この雰囲気に加え、面白いことが大好きな社長と、それに共感した大森さんは、SNSや広報誌による発信を通して、ビップを「面白いことが大好き」というイメージで会社の存在を広めていこうと、様々な施策に取り組まれています。
▲イメージキャラクター「ビッパーくん」
▲TikTokの撮影風景
大森さんが入社する以前は、採用に特化した部署や専任の担当者がおらず、入社と同時に採用部署の立ち上げが急務となりました。そこから、採用や広報に関する新しい取り組みが次々と始まっていきます。
大森さんが加わって以降は、採用体制の整備をはじめ、イベントへの出店、求人情報の作成・公開、学校訪問、面接対応、入社後のフォローなど、幅広い業務に取り組みました。さらに、イメージキャラクター「ビッパーくん」の企画・グッズ制作、広報誌の発行、SNSアカウントの立ち上げなど、発信にも力を入れてきました。
こうした発信活動を続ける中で、社員のSNS運用代行会社を経営する友人から「TikTokでも発信してみないか」と声をかけてもらい、今年3月からTikTokでの活動もスタートしています。
また、「入社時に腰道具ベルトは自前で購入する」という業界のスタンダードが、入社のハードルになっているのでは?と思った大森さんの提案で、20万円ほどかかる腰道具と資格受講費を、1年勤続を条件にプレゼントする制度を設けました。
その甲斐あってか、人手不足になりがちな建設業に所属していながらも、ビップでは2024年の入社は10名を越えており、今年も既に9名の採用が決まるなど、大森さんをはじめとする皆さんの努力の結果が目に見えてきています。
【建設業の魅力とは】
そんな大森さんは、辛い経験もありながら新卒から今まで、変わらず建設業で活躍していらっしゃいます。建設業は本当に魅力的なお仕事だと、大森さんは語ります。
「建設業の魅力は、若い人や、学生時代に勉強が得意でなかった人なども、大活躍できるチャンスがあるところです。実力によっては、若いうちから高収入を目指すことができます。また、現場では社内外の仲間と力を合わせて動くことがほとんどで、体を動かしながらチームワークを活かして仕事がしたい人にはピッタリの業界だと思います。」
そんなビップの評価制度は完全実力主義。スキルを磨けば磨くほど、年齢や経験年数に関わらず給与アップを狙えるのは、建設業の魅力を最大限に活かした魅力的な制度です。
【職種紹介】
建設業と言っても様々なポジションがありますが、今回は株式会社ビップを例に、職種ごとの魅力やどんな人におすすめかをまとめてみました。
① 現場(鉄骨組み立て)
建物の骨組みを作るお仕事。鉄筋をハッカーという専門工具を用いて繋ぎ合わせ、建物の土台となる部分を組み上げます。
魅力:四季を感じて仕事ができる。精神力が鍛えられる。
こんな人におすすめ:体を動かしながら、チームで一体感を持って働きたい人
② 加工場
現場で使う材料を、現場で使いやすいように加工するお仕事。
魅力:資材の加工がなければ現場仕事もできず、上手に加工されているほど、現場の仕事がスムーズにいくなど、欠かせない重要な役割。また、技術に関しても細かくて奥が深いため、追求のしがいがあります。
こんな人におすすめ:一人で黙々作業したい人。手先が器用な人。
③ クレーン
クレーン車を使って現場で資材を移動、積み上げる仕事。
魅力:人力では到底持ち上がらない資材や機材を自分の操作で持ち上げる感動がある。スキルが必要(上手い下手が最も顕著に表れる)なため、レベルアップのしがいがある。
こんな人におすすめ:人とコミュニケーションをとるのが得意な方。(クレーンを操作する上で、安全性を考慮すると、他の現場職の方と連携をとることが必須になるため。)
④ 事務職
請求書の作成など労務全般。
魅力:頑張る皆さんを陰で支えることができる。巨大な重機をその手で操作し、ダイナミックな仕事ができる
こんな人におすすめ:繊細な作業が得意な方。
【静岡県の魅力】
「ビップの特徴は、どんな人でも受け入れ、楽しい雰囲気に巻き込んでくれる人ばかり」と大森さん。まさにその暖かさは、取材を通じて肌で感じることができました。
そこには、大森さんの思う静岡県の魅力にも通ずるものがあります。
「昔からよく旅行にいく家族で、いろんなところに足を運びましたが、浜松に帰ってくるとやっぱりちょうどいいなあ、落ち着くなあと思います。自然と都市のバランスもいいし、何より人がみんな優しいと思います。西日本、東日本の境目にあるのが静岡県。他県に住んで思いましたが、多様な文化を尊重する傾向があるなと感じます。色々な文化が古来より集まっていたのかもしれないです。」
建設業界も静岡県も、まだまだ可能性に満ちています。大森さんのように、自分の地元を愛し、そこから発信していく人がいる限り、この土地と業界はもっと面白く、もっと魅力的になっていくはずです。
そしてその未来は、静岡県に暮らす人だけでなく、県外から訪れる人、これから働く場所を探している人にも開かれています。あなたもぜひ、静岡県で新しい挑戦をしてみませんか?












