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おでかけ キャンプ・グランピング特集 沼津

【キャンプ・グランピング特集!第一弾】 宙に浮かぶ球体テント!? 非日常を体験する泊まれる公園「INN THE PARK」

密を避けられるアウトドアアクティビティの人気が高まっています。中でも、キャンプ気分を味わいながら、快適な空間で豪華な食事も楽しめるグランピングは大人気で、年齢性別を問わずハマる人が増えています。それに伴い静岡県内で注目を集めているのが、2017年に沼津市にオープンした「泊まれる公園INN THE PARK(インザパーク)」というグランピング施設です。実際に訪ねてみると、そのスタイリッシュな雰囲気にすっかり魅了されてしまいました。

 

東名高速の沼津インターから車で約10分、愛鷹山の麓に「INN THE PARK」はあります。深い緑の中にたたずむおしゃれな白亜の建物に、テンションが一気に上がります。

 

大きなガラス張りのドアを開けて玄関ホールに入ると、フロントで待っていたのは株式会社インザパークの山家渉さん。早速、中へ案内してもらいます。

※撮影時のみマスクを外しています。

 

まず案内されたのは、共用スペースを集約している本館にあるサロン。天井が高く、開放的な大空間が広がっています。大きく開かれた窓からは、鮮やかな緑が目に飛び込んできます。ここは普段、宿泊者が地元の食材を使ったディナーや朝食を楽しむスペースとして使われており、週末にはカフェとして一般に開放されています。

 

「この周辺一帯は現在も愛鷹運動公園という約60ヘクタールの広大な公園の中にあり、この建物も元々、『沼津市立少年自然の家』として林間学校などで使われていたものです。しかし、少子化により役目を終えたため、市が跡地を有効利用する事業者を公募していました。そこで、弊社が“泊まれる公園”というコンセプトで宿泊施設として生まれ変わらせるプランを提案したところ事業者として選定され、2017年に『INN THE PARK』としてオープンすることとなったのです」

おしゃれなサロンもかつては子どもたちが走り回っていた食堂だったわけです。

 

続いて団体での宿泊が可能なコテージへ向かいます。途中、こんな場所がありました。実はこれ、子どもたちが使っていた下駄箱。ところどころに当時を思い起こさせる設備が残っています。地元の利用者の中には、懐かしさに浸る人もいるのだとか。

「周辺環境も良いですし、建物の作りもいいので、あまり作り込むよりも元の状態をなるべく生かしてリノベーションすることを意識しました」と山家さん。

 

 

コテージのインテリアはとてもスタイリッシュ! ウッディな内装は高級感があり、各部屋からは美しい緑が眺められます。ふかふかのダブルベッドも快適!ここも元は児童の宿泊棟で二段ベッドが並べられていたのだとか。現在は家族やサークルなどの団体に定員8名で一棟貸しをしていてプライベートな空間をゆっくり満喫できます。また、建物内にトイレと洗面所があり、近くにはシャワー室と共同浴場を備えるなど、アメニティも充実し快適に過ごせます。

 

 

敷地内には宿泊者が利用できる焚き火スペースがあります。友人や家族と焚き火を眺めながらゆったり語らうのもいいかもしれません。夏場はここでバーベキューランチを楽しめるそうです。

「春は桜並木の近くにカフェをオープンして、夏は夕方からビアガーデンを開催。秋は焚き火と季節によって違う楽しみ方ができるのも『INN THE PARK』の魅力です」

 

メイン棟とコテージがあるエリアから少し下ると開けた原っぱが現れます。とにかく広いので、フロントで貸し出してもらえるフリスビーやバドミントンで遊ぶも良し、寝転んでゆっくり過ごすも良し、木々に囲まれた素敵な景色と美味しい空気を思い切り堪能しましょう。

 

そして、「INN THE PARK」の最大の目玉が、「球体テント」です。文字通り、森の中にひっそりと“浮かび上がった”いくつもの「球体テント」が非日常的な光景を作り出しています。

「公園の中に泊まるというただでさえ非日常的な体験をさらに特別なものにするために『球体テント』を設置しました。弊社がオリジナルで設計・開発し、施工も手がけています」と山家さん。

 

「球体テント」は2名での利用が基本。スタンダードタイプはダブルベッドが1台置かれており広さは6.8㎡、デラックスタイプはセミダブルベッド2台が置かれており広さは11.3㎡。下半球の真ん中あたりに床面があるため、外から見た印象以上に室内は広く、2名で泊まるのには十分です。内部で過ごしていると、風が吹いた時にわずかに揺れ動いたり、天窓から木立が見えたり、非日常感を存分に味わうことができます。

 

そうそう。フロントの前にある売店に立ち寄るのも忘れないようにしましょう。ここでは公園で遊べるオモチャやサロンで使用している食器、地元のクリエイターが手がけるウェアや冊子まで幅広く取り揃えています。おしゃれで面白いアイテムがたくさんあるので物色しているだけであっという間に時間が過ぎてしまいます。お土産を買うのにも最適です。

 

数々の仕掛けで宿泊者を非日常の世界に誘ってくれる「INN THE PARK」。その魅力は伝わったでしょうか? グランピング熱の高まりとともに、宿泊者も増加しており、予約が取りにくくなってきているとのこと。「球体テント」はとにかく人気が高いので、泊まりたい人は公式ウェブサイトで空室状況をチェックしておきましょう。「INN THE PARK」で一泊すれば、身も心もリフレッシュできること間違いありません。

 

 

 

(施設情報)

泊まれる公園INN THE PARK

住所 〒410-0001静岡県沼津市足高220-4

電話番号  055-939-8366

https://www.innthepark.jp/