新時代を駆ける和スイーツ！？ 創業150年の老舗和菓子店が手掛ける「マタイッコタベタイカフェ」

古くから東海道の要所として栄え、今も歴史や文化が残るまち磐田市。

そんな磐田の市街地で2019年にオープンしたのが「マタイッコタベタイカフェ」です。

小豆から炊いたホクホクのあんこが特徴的な伝統の和菓子「きんつば」を現代風にアレンジした進化系の和スイーツが楽しめるとのこと。

和と洋をマリアージュしたメニューは「また一個食べたくなる味」と話題沸騰中です。

パンケーキやパフェ、ソフトクリームといったバラエティ豊かな“きんつばスイーツ”を思う存分楽しめる甘～い1日をお届けします。

「マタイッコタベタイカフェ」は、車で東名高速道路「磐田インターチェンジ」を降りて約2分、国道一号線の磐田バイパス「見付インターチェンジ」から約3分という好立地にあります。

さっそく店内に入ってみると、可愛らしいロゴやネオンが飾られ、どこを切りぬいてもSNS映え間違いなし！

“今”と“昔”の融合による新感覚スイーツの数々が楽しめると聞いて、期待に胸がふくらみます。

さっそく、カフェで一番人気の「あんこホイップパンケーキ」（800円　税込）をいただきます！

焼き上がりまで約20分、はやる気持ちを抑えてじっくり待ちます。

何とも可愛らしいフォルム……！

ふわっふわのスフレ生地は、卵の風味がきいて生カステラのような味わいです。

トッピングは、サラサラとした甘さのこしあんに、もったりつぶあん、自家製メープルバターとバニラアイスの4種類です。

どこをすくっても幸福感に満たされてしまいます。

あんことパンケーキ、奇跡の出会いがここにありました。

続いては、すらりと美しい立ち姿の「マタイチアンパフェ」（800円　税込）です。

ほうじ茶ペースト、しらたま、かのこ、芋ようかんなど、計算し尽くされた食材の組み合わせで、食べ進めるごとに味の変化を楽しめます。

トップに添えられた“ミニきんつば”が趣深さを演出します。

一番下には、隠し味のライチのジェリー。

最後までサッパリと食べられ、お口とお腹にも優しい一品です。

一息つくのも束の間、大きなおぼんに乗って運ばれてきたのは、体験型スイーツ！？の「大トロわらび餅」（1,300円　税込）です。

お好みのサイズにカットして、自分好みのトッピングで楽しめるのがポイント！

きなこや3種の蜜（黒蜜、抹茶、レモン）を付けられるので、チュルンとした食感とともに味の変化を楽しめます。

様々な味を楽しんだ後は、細かく切ったわらび餅をミルクに入れ、タピオカドリンク風に美味しくいただきましょう。

豊富な味わい方に舌も大喜びです。

スイーツを堪能したあとは、「アンコミルクコーヒー」（450円　税込）でホッと一息。

あんこのやさしい甘さとコクが相まって、まさに新感覚のドリンクです。

世間の定番になってもいいほど大優勝なドリンクを、ぜひお試しください。

斬新なアイデアで驚きいっぱいの「マタイッコタベタイカフェ」ですが、さらに驚くのは、明治4年創業の老舗「又一庵」が運営していること！

こちらが又一庵伝統の名物「手焼ききんつば」（183円／1個　税込）です。

小豆に砂糖と塩、寒天を混ぜ、小麦粉の皮で焼き固めています。

焼き油を極力減らした手焼き製法だからこそ、舌触りよくホックリとした食感に仕上がります。

あんこは、北海道産の希少な品種「えりも小豆（しょうず）」の大粒豆を使い、豆を炊きあげるところからていねいに手づくりしています。

皮にもち粉を加え、蒸しあげた「蒸しきんつば」（162円／1個　税込）も人気の一品。

あんこは蒸し用に甘めに仕上げていて、もっちりしっとりとした感触が楽しめます。

確かな技術と信頼で150年愛されてきた名店が、このようにユニークなカフェをオープンしたきっかけは何でしょう？

本店舗責任者の西澤佑梨（にしざわ ゆか）さんにお話を伺いました。

「近年は若者のあんこ離れによって、和菓子の需要が減っています。若い人にも気軽にきんつばを食べてほしい、手間ひまかけて作られる美味しいあんこを味わってみてほしいとの想いから、『きんつばスイーツ』のカフェをオープンしました。子どもも大人も『またいっこ食べたい』と、又一庵のきんつば・あんこで、笑顔になる人たちが増えてくれたらうれしいです」

さて、お土産には、和洋折衷のきんつばを提案する新ブランド「MATAICHI KINTSUBA」はいかがでしょうか？

ぜひ味わってみてほしい進化系「きんつば」をいくつか御紹介します。

こちらの「イロドリきんつば」（130円／1個　税込）は、あずき、コーヒー、ミルク、かぼちゃ、ずんだという5種類のフレーバーを展開しています。

やさしく上品な白あんを使った、さまざまな素材とのマリアージュ。

コーヒーや紅茶とも相性のよい新感覚な和菓子です。

つづいて、丸々一個のきんつばとたっぷりのクリームチーズを包んだ「きんつば生大福 ※写真左」（432円／1個　税込）や、卵の味わいが際立つプリンの上に⼜⼀庵の粒あんをトッピングした「あんこプリン（抹茶、ミルク、カスタード） ※写真右」（378円／1個　税込）も絶品です。

また、テイクアウトコーナーでは、できたての「手焼ききんつば」（183円／1個　税込）のほか、カリカリッとした食感とジューシーな味わいがクセになる揚げたての「かりんとうまんじゅう」（124円／1個　税込）、きんつばを丸々ソフトクリームに混ぜ込んだ「メッチャアンコキンツバソフト」（350円／1個　税込）もいただくことができます。

和スイーツを片手に歴史あふれる磐田のまちを散策してみる、そんな休日はいかがでしょうか？

月替わりの期間限定メニューもうれしい「マタイッコタベタイカフェ」。

本格的な進化系和スイーツを食べたくなったら、ぜひ店舗に足を運んでみることをオススメします。

（施設情報）

マタイッコタベタイカフェ

〒438-0086 静岡県磐田市見付1767-4

TEL：0538-33-1600

営業時間：9:00～18:30

※テイクアウトコーナーの営業時間は、9：30～17：00（12：00～13：00の昼休憩を除く。）

販売終了時刻は、和菓子ごとに異なります

公式サイト：https://www.mataichian.com/cafe/

Instagram：https://www.instagram.com/mataichian/