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バンダイ プラモデル 体験 葵区 静岡市

ガンプラの聖地で“つくる”を体感! バンダイホビーセンター新工場内「BHCPDII MUSEUM」

「BHCPDII MUSEUM※1」は、バンダイホビーセンター新工場※2内にオープンした、完全予約制の体験型ミュージアム。「プラモデルの価値のデザイン」をテーマに、稼働中の工場見学や“プラモデザイナー体験”など、ここでしか味わえないコンテンツが満載です。見て、触れて、考えて、つくる。そのすべてが詰まった、濃密な90分の体験コースをたっぷりお届けします!

 

※1正式名称:BANDAI HOBBY CENTER PLAMO DESIGN INDUSTRIAL INSTITUTE MUSEUM(バンダイホビーセンター プラモデザインインダストリアルインスティチュート ミュージアム)

 

※2安定的な生産体制を確保することを目的に2025年7月に稼働開始。プラモデルの成形からパッケージ、出荷までをオールインワンで行っている工場です。

 

 

静岡鉄道「長沼駅」から北に徒歩約3分。ホームからも見える距離に建物があり、初めて訪れる人でも迷う心配はほとんどありません。

 

「BHCPDII MUSEUM」は建物の2階と3階の一部に設けられています。

 

入口前には、実物大ガンダムサイズの巨大ガンプラモニュメントがお出迎え。そのサイズはなんと約14.2×3.6m!目を奪われるような圧倒的なスケール感です。

 

 

そして驚くべきは、この巨大モニュメントの裏側。プラモデルの組み立てに欠かせない説明書があります。

 

ちなみに、もしこの実物大ガンプラを本当に組み立てようとしたら、必要になるのは、4メートル級のニッパー。そのスケール感を伝えるために、説明書の横には人のシルエットと、あの丸いロボット「ハロ」が描かれていて、ガンダムファンの心をくすぐります。

 

 

2階のエントランスで受付を済ませたら、いよいよツアーのスタート。

 

ツアーは、スタディエリアとラボラトリーエリアで構成されています。まずはスタディエリアで、プラモデルのしくみや歴史について学びます。

 

そしてラボラトリーエリアでは、自分が“プラモデザイナー”になったつもりで、企画・設計・パッケージづくりまでを体験します。

 

 

受付を終えると、まず渡されるのが体験用のIDカード。よくあるカードかと思いきや、デザインはプラモデルの“ランナー”をモチーフにしたもの。プラモデル好きなら、手にした瞬間、テンションが一気に上がるはず。

 

 

ウェルカムエリアの中央には、ひときわ目を引く大きな“多色成形機”の模型が設置されています。これは、4つの違う色のプラスチックを同時に使ってパーツを作ることができる、BANDAI SPIRITS独自の成形機。中をのぞくと、金型もちゃんと取り付けられています。

 

 

さらに、周囲の壁にもぜひ注目してみてください。壁面には金型の模型がはめ込まれていて、その上には、実際に成形されたプラモデルのランナーがずらりと並んでいます。

 

生産工程で必要な金型や、組み立て前のランナーが、ここでは不思議と現代アートのように見えてくるような魅力的な空間です。

 

 

【スタディエリア】

体験用IDカードをかざしてゲートを通過したら、「デザインロード」へと進みます。通路の両サイドには、これまでに世に送り出されたプラモデルの商品企画書がずらり。

 

ガンダムシリーズはもちろん、あの人気キャラクターの企画書もあるので、探してみてくださいね。

 

 

「このパーツがこう動く」「ここで色が切り替わる」そんな細かな工夫が詰まった企画書は、見ごたえたっぷりです。完成品だけでは見えない、“設計者の頭の中”をのぞき見るような感覚を味わえます。

 

 

デザインロードの後半には、設計の心臓部ともいえる、プラモデルを作るための金型図面まで公開されています。普段社内資料として眠っていることが多い、レアな図面や企画書をじっくり見られるのもこのツアーならでは。

 

さらに、写真撮影OKなのも嬉しいポイント。「この図面、あとでじっくり見返したい」「この展示、友達にも見せたい」そんな気持ちに応えてくれる、温かな心遣いが光ります。

 

 

次にプラモデルの企画開発体験に向けて、自分自身を“プラモデザイナー”として登録する手続きを行います。

 

使うのは、入場時に渡された体験用IDカード。これを専用端末にかざすと、登録画面が立ち上がり、開発チームの一員になったような気分を味わえます。

 

 

そして見逃せないのがスタッフのおしゃれなユニフォーム。実はポケット部分にガンダムシリーズの柄があしらわれているんです。しかも、一つひとつデザインが違うというこだわりぶり!

 

 

また、ツアーの大きな魅力のひとつが、ミュージアムの展示だけでなく、実際に稼働している新工場を見学できること。カラフルに彩られた、動いている成形機を見られる機会は本当に貴重です。ファンならずとも、見入ってしまいます。

 

 

思わず目を奪われるのが、約4,000体のガンプラがずらりと並ぶ展示と、多色成形機の三面図が描かれたエリアです。

この多色成形機1台で製造できるランナーの数は、なんと1日で約4,000枚。つまり、展示されているガンプラの数と、1台の機械が1日で生み出せるランナーの数が、ほぼ同じなのです。

「えっ、これ全部、1台で1日で作れるの!?」と思わず驚いてしまうほどの生産スピードと精度を実感することができます。

 

 

スタディエリアでは、プラモデルができるまでの流れを7つのステップに分けて紹介。スタッフが、企画から設計、金型づくり、色の調整、成形、パッケージデザイン、そして出荷まで、わかりやすく説明してくれます。

 

 

ガンプラ好きなら、「3.金型」コーナーは見逃せません。ここでは、何万回もプラスチックを流し込んでパーツを成形した、実物の金型が展示されています。あの機体の一部が、こんなふうに作られていたんだ……と思うと、胸が熱くなります。

 

 

そして今、BANDAI SPIRITSは“つくる楽しさ”だけでなく、未来へものづくりをつなげる取り組みも行っています。

 

たとえば、回収したランナーを再利用して作られるエコプラは、環境にやさしい新しいガンプラのかたち。Namcoの店舗などでランナーを回収し、リサイクルによって新たなプラモデルへと生まれ変わらせる「ガンプラリサイクルプロジェクト」も進行中です。

 

さらに教育現場では、BANDAI SPIRITSが小学生向けに展開している「ガンプラアカデミア」というプログラムも実施しています。

ものづくりの工程や環境への配慮について学べ、実際にガンプラを組み立てることができる授業。

こうした取り組みは、“未来の社会を考える力”を育てるきっかけにもなっています。

 

 

【ラボラトリーエリア】

知識をたっぷり吸収したら、いよいよプラモデザイナー体験がスタート。ラボラトリーエリアでは、モデリング・カラーリング・モールドデザイン・成形・パッケージの5つの工程を順番に体験できます。

 

まずは設計(モデリング)に挑戦。ガンダム・プラノサウルス・リシェッタの3種類から今回はガンダムを選びました。

 

画面に表示されたパーツのサイズを調整して、自分だけのオリジナル機体をデザインします。

 

作ったモデルは「斜め」「前」「横」から見られるほか、「分解図」もチェックできるので、パーツのつながりや中のしくみまでしっかり把握できるのが楽しいポイント。

 

さらに、デザインレビュー画面では、チーフデザイナーが自分のデザインを見てアドバイスしてくれるというユニークな仕掛けも。一人で悩むことなく、本物の開発チームに参加しているような気分で楽しむことができます。

 

 

設計を終えたら、次はカラーリングデザインルームへ移動します。

 

 

頭・胴体・腕・脚だけでなく、関節部分まで細かく色をつけられるので、こだわりが強い人も大満足。自分のセンスで仕上げたら、世界に一つだけのガンプラの完成です。

 

 

次のステップはモールドデザイン。まずは、デザイナーIDを端末にかざして、自分の設計データを読み込みます。

 

画面に出てくるのは、自分だけの設計図。ここから、パーツの位置を考えて、樹脂(プラスチック)がスムーズに流れるように配置していきます。流れを読んで、形を工夫する行程は、まるでパズルゲーム!

 

そして、デザインが決まったら「テストショット」に挑戦します。実際に製品をつくって、「何秒で完成するか?」をチェックします。制限時間内なら何度でもチャレンジOK。より早く、効率よく作れると高ポイントがもらえるから、やればやるほど楽しくなってきます。

 

 

次は「成形」の工程へ。ここでは、実際に射出成形機が動いている様子を間近で見学できます。

 

 

できたての成形品はほんのり温かく、手に取ると、本当に今つくられたということを実感できます。

 

しかも、ここで成形された成形品はミュージアム限定の特別品。記念品として持ち帰れるので、最高のお土産になります。

 

 

最後は、パッケージデザインです。ここでは、自分が企画した作品をどんなふうに見せるかを考えながら、背景やモデルのポーズ、配置、ロゴなどを自由にデザインしていきます。

 

この工程では、「つくる」だけではなく「伝える」ことの面白さも味わうことができます。

 

 

自分でデザインしたパッケージとそのスコアは、その場で印刷されて持ち帰ることができます。

 

 

そして、現地で手に入るのはミュージアム限定のオリジナルグッズ。施設内に設置された自動販売機で購入できます。支払いは電子マネーのみなので、事前に方法を確認しておくとスムーズです。

 

 

ラインナップは、マフラータオル、ピンズセット、ハンドタオル、エコバッグなど。どれもBHCPDII MUSEUM限定デザインのアイテムばかりです。

 

 

「BHCPDII MUSEUM」は、展示の見せ方、体験の設計、空間の演出、そのすべてが圧倒的。ガンプラファンも初心者も、世代を超えて夢中になれる、濃密な体験が揃っています。

 

 

©創通・サンライズ ©BANDAI SPIRITS ©BANDAI SPIRITS 2021

 

 

(施設情報)

名称:BANDAI HOBBY CENTER PLAMO DESIGN INDUSTRIAL INSTITUTE MUSEUM

(バンダイホビーセンター プラモデザインインダストリアルインスティチュート ミュージアム)

略称: BHCPDII MUSEUM

住所:〒420-0813 静岡県静岡市葵区長沼500-15 バンダイホビーセンター新工場2階・3階

料金: 大人13歳以上2860円、小人1100円、未就学児無料(完全予約制)

※毎月1日0時から3か月先の抽選受付がスタート

体験時間: 約90分

公式サイト: https://bhcpdii.bandai-hobby.net/