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干物の新たな世界を拓くレストラン 「Himono Dining かまなり」

熱海といえば温泉と豊かな海産物。中でも新鮮な魚を使った干物はお土産としても大人気です。そんな干物を存分に味わえて、さらには足湯まで堪能できるレストラン「Himono Dining かまなり」が2023年1月にオープンしました。

創業150年以上の老舗干物屋「釜鶴」が、干物の新たな可能性を感じてもらいたいという想いからオープンしたこのお店。 意外性のあるユニークなメニューを食べれば、干物のイメージが大きく変わること間違いありません!

 

「Himono Dining かまなり」があるのは、熱海市街地の中心部、銀座通り商店街のすぐそば。

熱海駅から徒歩15分で、夏場は海水浴客で賑わう熱海サンビーチにもほど近い絶好のロケーションです。

オープンにあたってリノベーションされた内装は洗練されたモダンなデザイン。入り口に掲げられたロゴ入りの大きなタペストリーが目を引きます。

 

中に入るといきなり驚きの光景が! なんと、お店の一画に湯気が立ち上がる足湯がありました。

 

この足湯は、お店の地下から湧いている「釜成の湯」という源泉を利用したもので、店を利用する方なら誰でも利用できるそうです。

お店でテイクアウトできるフードやドリンクを足湯に浸かりながら楽しむことも可能です。

 

足湯の奥はショップコーナー。自家製のアンチョビやまぐろの生ハムなど、干物や魚介類を用いた加工品、干物を美味しく食べるための調味料などがずらりと並びます。この時点ですでにテンションは上がりっぱなし。

 

さらに奥に入ると広々とした飲食スペースが。リゾート地らしい明るく爽やかなインテリアがとてもおしゃれ。席数も十分なので、大人数でも利用できます。

 

それでは早速、料理を注文してみましょう。メインメニューは、「ひものデリプレート」、「ひものカレー」、「スモークさばバーガー」、「ひものボウル」の4種類。そのほかに季節の食材を使ったシーズンメニューやキッズメニュー、デザートなどもあります。

 

今回は、その中から2品を選んで注文。最初に、魚の骨で出汁をとったスープが運ばれてきます。魚の旨味が凝縮した温かいスープをすするとさらに食欲が湧いてきます。

 

まず運ばれてきたのが「ひものデリプレート」(1,900円 税込)。

1つのプレートに干物を使った料理がたっぷり盛られており、別皿でライスかカンパーニュ(フランスパン)を選ぶことができます。

かわいらしい豆アジのコンフィ、大根おろし・レモンペッパーソース・アーモンド・胡麻の醤油ベースソースでいただく干物のハーブグリル、自家製ドライトマトソースを添えた干物コロッケ、etc…。どれも干物ならではの旨味と風味をしっかり生かしつつ、新鮮な感覚の料理に仕上げています。

 

「干物の新たな可能性を感じてもらう」というコンセプトの通り、「蒸す」、「燻製する」、「揚げる」、いろいろな方法で調理された料理が干物の新たな魅力を引き出しています。

 

「当店では干物を下味のついた食材としてとらえ、『干物×○○○』をコンセプトにメニューを開発しています。干物は何にでも使える食材です。ただ焼くだけでなく、洋風のフライやフリットにアレンジしてもいいですし、隠し味としてコロッケに混ぜ込んでもいい。煮込んでも身が締まっているので煮崩れしませんし、下味がついているので味付けに失敗することもありません。ぜひご家庭でもいろいろな干物料理を作ってみていただきたいと思います」

 

そう語るのは、「Himono Dining かまなり」を企画・運営している株式会社釜鶴の5代目社長・二見 一輝瑠(ふたみ ひかる)さん。

 

「かまなり」の名前は、江戸時代に漁民の生活を守るために立ちあがった義人であり、二見さんの先祖である「釜鳴屋 平七」の屋号が由来です。平七の三男・鶴吉が干物店「釜鶴」を開店し、それ以来、二見さんの代まで5代にわたって熱海で干物を作り続けているのです。

 

続いて運ばれてきたのは、「スモークさばバーガー」(1,500円 税込)。桜のスモークウッドでスモークした燻製サバを地元のベーカリーが焼いたバンズに挟んだ一品です。燻製することでさらに香り高く、ふっくらとしたサバはバンズと相性抜群!

 

「かまなり」はオープンキッチンスタイルなので、調理風景を見ることもできます。

 

食後には、ホクホクのサクラマスの干物のフリットとポテトフライが入ったテイクアウト用の「ひもの&チップス」(680円 税込)を注文。街を歩いたり、足湯に浸かったり、海を眺めたりしながら食べるのに最適です。

「かまなり」ではその時々に獲れた新鮮な魚を使っているため、メニューに使われる干物の種類は時期によって異なります。

 

帰り際には店内のショップコーナーでお土産も買って帰りましょう。

滑らかな舌触りとほど良い塩気が魅力のキハダマグロ生ハム(1,512円 税込)、有機オリーブオイルを使った定番のアンチョビ(972円 税込)は特におすすめです。

 

「Himono Dining かまなり」の営業時間は、朝8時から夕方5時まで。朝早くから開店することも二見社長のこだわりでした。

 

「熱海は朝の時間もとても気持ちがいいんです。早いうちから干物料理を食べて、海を眺めたり、街を歩いたりして、熱海の魅力をもっと発見してほしいと思っています」と二見社長。

 

美味しい干物料理に足湯、買い物といろいろなことを体験できる「Himono Dining かまなり」。今後は、自宅でも作れるようにメニューのレシピを公開したり、プロが指導する干物作りワークショップを開催するなど、お店を通してもっといろんな体験ができるようにする予定とのこと。

「Himono Dining かまなり」に足を運べば、きっと今まで以上に干物が大好きになるはずです!

 

※ワークショップはこちらからhttps://coubic.com/kamanariws#pageContent

 

(施設情報)

Himono Diningかまなり

 

〒413-0013

静岡県熱海市銀座町11- 6

 

公式サイト:https://kamanari.jp/

Instagram:https://www.instagram.com/kamanari_atami/

 

TEL: 0557-81-2263

営業時間: 8:00 ~ 17:00

定休日: 火曜日、第2水曜日

 

ワークショップの詳細はこちら

https://coubic.com/kamanariws#pageContent