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フェンスの向こう、そこはアメリカ。「掛川USAヴィレッジ」

袋井バイパス梅橋交差点をエコパ方面に曲がり、橋を越えると、いきなり大きなPhillips66とK.U.V.の看板が姿を現しました。そこは、1940〜70’sの古き良きアメリカをテーマとした複合施設「掛川USAヴィレッジ」。2019年12月に誕生したばかりのこのお店は、すでに日本中のヴィンテージハーレーダビッドソンファンも知るところ。博物館級のヴィンテージハーレーや古き良きアメリカのアンティークを見たり、材料まで自家製にこだわりぬいたハンバーガーやホットドッグを味わったりと、大人も子供もワクワクが止まらない。今回はそんな「掛川USAヴィレッジ」の魅力をご紹介します。

 

掛川市の袋井バイパス梅橋交差点をエコパ方面に曲がり橋を越えると現れる「KUV」という大きな看板が目印です。

 

「掛川USAヴィレッジ」は、ハンバーガーダイナー、ヴィンテージハーレーダビッドソンなどのお店が1つになった複合施設。最初のお店は、RAINBOW LINE ANTIQUES(レインボーラインアンティークス)。ここは1940~70‘sのヴィンテージハーレーダビッドソンやアンティーク雑貨、車を展示・販売しているお店です。また、店舗横にはテイクアウトのホットドッグ専門店RAINBOW HOT DOGSが併設されています。

 

今回案内していただいたのは、スタッフの伊藤様。お店の原点を聞いてみると、「オーナーがヴィンテージハーレーとアメリカが大好きだったことがきっかけ」とのこと。

 

「元々オーナーは、ヴィンテージハーレーを何台も所有しカスタムするなど、大のヴィンテージハーレーマニア。大好きなヴィンテージハーレーとアメリカの世界観を地方都市のこの地でも多くの人々に知ってもらいたい、そしてヴィンテージを楽しむ文化をこの地にも根付かせたい、そんな願いを胸にお店をオープンしました。ここでは、アメリカで買い付けた1940~70‘sのヴィンテージハーレーを、施設内のファクトリーで点検、整備、オーバーホール、さらにお客様のご希望に合わせたカスタムを施し、世界でたった一台のカスタムハーレーを製作販売しています。」

 

ヴィンテージハーレーの他に、その時代の空気を纏ったヴィンテージ品も販売しています。

 

例えば、こちらのランタン。現代はLEDランタン等もありますが、こちらはオイルを使った昔ながらのランタンです。「手を入れ、レストアして使う」という、ヴィンテージならではの楽しみ方で楽しんでいただきたいとのこと。

 

また、こちらにあるコカコーラの看板。年代によって、コカコーラのロゴデザインや文字表記が若干異なるそうです。

 

また、バイクの他にも、アメリカのヴィンテージ車も販売しています。

店内のこの車は今から90年近く前のA型フォード。エンジン、ミッション、足回りなどリビルト部品を使用して現代でも問題なくドライブできるとのこと。内外装を好みにカスタムして世界に一台のHOT RODに仕上げるのが醍醐味だそう。ちなみに、まだ日本では登録されていないので、3年の新規車検付きとは驚きです。

また店舗隣の展示場にはトラックなどのヴィンテージ車が並んでおり、味のある風情をみせています。こちらもエンジンのオーバーホールなどを施し、現代でも現役で活躍できるそうです。

 

こうしたヴィンテージ品の噂を聞きつけて、「掛川USAヴィレッジ」は全国から人が集まる場所になりつつあります。遠いところだと九州からバイクを購入しに来た人もいるほど。

 

併設のテイクアウトのホットドッグ専門店RAINBOW HOT DOGSは2020年7月にオープンしたばかり。ソーセージ、パン、ソース、すべて自家製に拘ったボリューミーなアメリカンホットドッグだそう。

 

2件目は、OLD MAX’S(オールドマックスズ)。ここは、アメリカから輸入したヴィンテージハーレーや車などのレストアや整備、カスタムをするファクトリーです。取材中も、ヴィンテージハーレーの世界では著名な腕利きのメカニックによって、テスト中のバイクのエンジン音が鳴り響いていました。

整備中の車両やカスタムが済んで並べられているバイク、スタッフの整備の様子などを外から眺めて楽しんでいるバイカーも休みの日には多く見られるそうです。

 

そして、最後はハンバーガーダイナーMAX’S DINER(マックスズダイナー)。古き良きアメリカのダイナーそのものです。

 

中に入ると、そこはまるで1950~60’sのアメリカのハンバーガーショップ。エルビスプレスリーとマリリンモンローのお出迎えで、まさにタイムトリップしたかの様。

 

グーギー建築様式に従った大きな斜めの窓や、50‘sスタイルのインテリアなど、強いこだわりを感じます。

 

こちらのお店、ハンバーガーに使用するバンズは毎日焼き立て、パティも自社仕込み、各種ソースもすべて自社開発という、拘りの手作りバーガーです。

今回は、一番人気のオリジナルチーズバーガーとポテトドリンクセットをいただきました。

 

ビーフ100%のパテに、ソースはバーベキューとマスタード。そこに黄金に輝くポテトがトッピングされています。

 

ビーフは、肉厚でジューシー。しっかりとした肉の存在感もありながら、たっぷりの野菜も入っていて、くどすぎることもなし。

 

味は、マスタードを最初に感じて、その後にバーベキューのしっかりした味がします。自家製のパンはふわふわっとした食感。フレッシュな野菜の食感もあり、見事に食材がマッチしたハンバーガーでした。ボーリュームがあるのでお腹いっぱいになりますが、決してくどいことはありません。女性の方にも食べやすい味付けになっていました。

ポテトは細めで、サクサクっとした食感が特長。ちょうどいい塩加減で、ハンバーガーとの相性もバッチリでした。

 

「掛川USAヴィレッジ」は、一言でいえばパスポート不要でいける古き良きアメリカ。

海外に行きたいけど行けない日々が続く中「掛川USAヴィレッジ」でオールドアメリカンな気分を味わってみてはいかがでしょうか。

 

 

(施設情報)

掛川USAヴィレッジ

静岡県掛川市領家528-1

0537-64-6002

http://usa-village.cc/