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“ジャパンチーズアワード2022”金賞! 静岡でチーズ旋風を巻き起こす「うしづまチーズ工場」

静岡の名産品といえば、お茶やしらすや桜えび。

…でも、それだけではなく、知られざる名産品がまだまだたくさんあります。

 

今回ご紹介するのは、そんな静岡の隠れ名物「チーズ」!

 

「うしづまチーズ工場&CAFE Chestar House(チェスターハウス)」は、静岡市街地から少し離れた場所にあるチーズ工房。手作り&できたてにこだわり、掛川産ジャージー牛乳100%で作った高品質のナチュラルチーズを製造販売しています。

 

店内にはカフェも併設。幻のチーズからここでないと味わえない生姜フレーバーのチーズまで、わざわざ食べに行きたいメニューばかり。「えっ、静岡のチーズって、こんなにおいしいの!?」という新鮮な感動に出会えます。

 

新東名高速「新静岡IC」から車でわずか5分。

「オクシズ」の愛称で親しまれている静岡市葵区の中山間地域に、「うしづまチーズ工場&CAFE Chestar House」はあります。

オクシズというと、豊かな自然が広がる“山深い”イメージですが、ここはオクシズの入口。新幹線も停まる「静岡駅」から車で約30分。

静岡市街地からも意外と近いお手軽スポットです。

 

星をバックにした可愛らしい牛の看板が見えたら、そこが旅の目的地。早速、中へ入ってみましょう!

 

ウッディな店内は、モ~、牛だらけ!

壁から飛び出た大きな牛、天井からぶら下がるミルク缶、ボードに描かれた牛のイラスト。そこかしこに牛が散りばめられています。

 

入ってすぐ左手にあるのが、チーズ工場。

つねにオープンになっているため、タイミングがあえば、チーズの製造工程をのぞくことができます。

この日は、できたばかりのブルーチーズがケースにずらり!

ブルーチーズをはじめ、ここで作られるすべてのチーズ製品は、静岡県掛川市産のジャージー牛の生乳100%で出来ています。静岡のジャージー牛にこだわるのは、「この地に根ざしたチーズを作りたい」という思いが込められているから。

特にブルーチーズは、食べやすくなるように工夫されていて、リピート率はNo.1。

「ブルーチーズはクセが強くて、食べるのに躊躇してしまう」という人にこそ食べてほしい逸品です。

 

もうひとつ、「うしづまチーズ工場」が大切にしているのは、できるだけ新鮮なうちにチーズを作ること。

聞けば、酪農家さんが乳搾りをする早朝のタイミングに合わせて、オーナー兼チーズ職人の松下さん自ら新鮮な牛乳を仕入れに行っているそうです。

お店のタイムテーブルをのぞけば、なんと「4:00 生乳受入」の文字が!

手間を惜しまず、愛情たっぷりにチーズを作っていることが分かります。

 

また、「うしづまチーズ工場」では近隣の小中学生に向けて、毎年「チーズを作る体験会」を開催しています。

子どもたちが、静岡でチーズが作られていることや、美味しいチーズの原料が静岡県産の生乳であることを知れる貴重な“食育の機会”になりますよね。

そして、チーズ好きをざわつかせたニュースといえば、2022年10月に開催されたチーズコンテスト「ジャパンチーズアワード2022」で、「うしづまチーズ工場」のモッツァレラチーズが静岡県で初めて金賞を受賞したこと!

モッツァレラは、かなり出品数が多い激戦部門。

そんな中、静岡のチーズ工場が選ばれるのは、かなりの快挙です。しかもコンテストでは、エントリーした5品中4品が、金・銀・銅のいずれかを受賞しました。

 

それでは、いよいよチーズをいただいてみましょう。

「おすすめは何でしょう?」店長の諸田奉巳(もろた ともみ)さんに聞くと、「幻のフレッシュチーズと言われているブッラータです。きっとチーズの概念が変わりますよ。」と笑みを浮かべます。

 

どんなチーズに出会えるのか、胸が高鳴ります!

 

「ぜひ、食べてみてください」諸田さんが運んできてくれたのは、見たことがない形のチーズ。

見た目は、ふっくら可愛らしい巾着型。表面がツヤツヤ輝き、食べる前からみずみずしさが伝わります。

ブッラータとは、南イタリア生まれのフレッシュチーズ。

賞味期限が2~3日と短く、作り方も難しいため、日本の市場に出回るものは冷凍の輸入品がほとんどです。

しかし「うしづまチーズ工場」では冷凍処理は一切行わず、フレッシュな状態で提供。

「幻のチーズ」とも呼ばれるブッラータを、静岡で作っているなんて驚きです!

 

※ブッラータ:100gあたり1,269円+盛り付け代:170円(全て税込)

 

ナイフを入れると、中から、生クリームがとろ~っと出てきます。

食べてみると、繊維状のモッツァレラとトロトロに柔らかいクリームが口の中で絡み合い、うっとりするような味わい。噛みしめる度に、じゅわっと“生乳のフレッシュなおいしさ”があふれ出します。

う~ん、おいしい。お皿ごと持って飲み干したいぐらい!

これぞ静岡の生乳のおいしさをいかんなく発揮させた究極の一皿です。

さらに、上からはちみつをかければ、一瞬でリッチなデザートに早変わり。

 

もっとチーズを楽しみたい方は、ぜひ4種類のチーズを一度で楽しめるピザ「クアトロフォルマッジ(1,390円 税込)」を!

味の決め手となるのは、ブルーチーズ。

熟成させた青カビのほろ苦さが味に深みを出し、一度食べるとクセになります。

そしてピザ生地にもこだわりがあります。

生乳からチーズを作るときに出る栄養たっぷりの水分「ホエイ(乳清)」を練り込むことで、ふっくら軽い食感に仕上げています。

 

ドリンクのおすすめは「ホエイはちみつ生レモン(420円 税込)」。

こちらは、栄養満点のホエイに自家製のはちみつ漬けレモンシロップが入った、さわやかな1杯です。

優しい甘さでクセがなく、飲むだけで健康になりそう!

 

「ちょっと変わったメニューがある」と聞いて、注文したのがこちら。

老若男女から愛される、「岩下の新生姜」とコラボした「岩下の新生姜モッツァレラチーズバーガー(1,200円 税込)」です。

モッツァレラチーズは生姜の漬け液に漬け込まれているため、表面がピンク色に。

ガブッとハンバーガーにかぶりつくと、チーズのうま味とさわやかな生姜フレーバーが口いっぱいに広がります。これは未知のおいしさ!

諸田さんの話によると、そのままスライスすれば、ちょっとしたおつまみに。

白いご飯の上にのせれば、漬物感覚で食べられるのだとか。

想像できますか?ご飯とチーズが合うなんて、まさに目からうろこです。

 

これまでご紹介した多くのチーズは、店頭の他にオンラインショップでも買うことができます。

https://ushizumacheese.shop-pro.jp/

 

また、静岡県内のスーパー「田子重」でも一部購入可能。

実物を見てみたい!という方は、静岡観光の合間に立ち寄って、チェックしてみてはいかがでしょうか。

 

ここ静岡で作られる、フレッシュでこだわりたっぷりのチーズたち。チーズ好きの方もそうでない方も、ぜひ一度味わってみてください。

 

 

(施設情報)

「うしづまチーズ工場&CAFE Chestar House」

〒421-2106 静岡県静岡市葵区牛妻538-1

TEL 054-294-9300

公式サイト:https://ushizumacheese.com/

Instagram:https://www.instagram.com/chestar_house/

定休日:火曜

営業時間:チーズ販売10:00~16:00 カフェ11:00~16:00(L.O.15:00)